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HSCの子どもの転校は想像以上に負担がかかる 気づいたきっかけは一つの本

HSCの転校は大変 子どものこと
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転勤族のわが家。

そのため子どもは何度も転校するはめになります。

一度学校に入学したら卒業までいる子と違って、転校のたびにお友達の名前や学校ごとのルールをまた覚え直さなければなりません。

みんなは何年もいるから当たり前に知ってても、自分だけ何も知らない。

転校したては友達もおらず、右も左もわからない状況でやっていくのです。

多感な子どもには、心細いと思います。

さて、転校も落ち着いて、次の転勤の話が出た時のこと。

同時期くらいに子どもが学校に通えなくなる時期がありました。

その時に出会った本の話です。

HSCの特徴がまさに子どもの特徴そのものだった

HSCは(Highly Sensitive Child)の略。日本語では「繊細な子」、「人一倍敏感な子」と訳されます。

以前よりそれらしい傾向はあったのですが、実際本を読んでみてはっきりとわかりました。

わが子の説明書かというほどの内容です。

何なら私も当てはまるくらい。

時々専門的な小難しい話もありましたが、「わかるわかる」とページをくる手が止まりません。

その中で、印象的だったのを挙げてみます。

大きな音、人ごみが苦手

HSCの特徴の一つに、大きな音や人混みが苦手というものがあります。

テーマパークに行ったとき、わが子がアトラクションの大きな効果音にビックリして泣いてしまったことがありました。

正直私もかなりウルサイし不快だなと思ったくらい。

例えるなら、最前列で音楽フェスとかこんな感じなのかなと思うくらいの爆音。

ところが他の人は普通に楽しんでいるのです。

自分たちが場違いなのかな?と思いつつ、子どもはこれ以降大音量のアトラクションを避けるように。

結局テーマパークはほぼ見てるだけで終わりました。

人混みだったのも合わさって、とても疲れてしまったようです。

完璧主義で融通が利かない

完璧主義で融通が利かないというのも特徴としてあります。

ありがたいことに、よく子どもの書く字がとてもきれいだと先生からほめられることがあります。

本人もほめられると嬉しいので、ますます漢字の書き取り宿題をきれいに書けるよう頑張るんですね。

ちなみに1ページを終わらせるのに2〜3時間かかります…。

もちろん宿題はこれだけではなく、他にもあります。

おかげで集中力が途切れないようサポートするこっちも大変。

お手本のように書いてやっと完成させたノートに、先生の赤ペンが入り泣いてしまうこともありました。

正しい漢字を書いているから大丈夫だよとフォローはするのですが、本人はシクシク泣いてばかり。

見本通りの字をそっくりに書いたのに、なぜダメなのか納得できないのです。

手を抜くところがわからず、常に100%全力投球

こだわる点があると、時間を考えずやってしまう傾向があるので、私が忙しい時は困ってしまうことが多かったです。

極端な偏食

HSCは偏食が多いです。もれなくわが子もそうでした。

  • 口に入れたときの風味触感が嫌で食べない(嚙み切れない、変なにおいがするなど)
  • 子供用の甘い味がついた薬を飲みこめない(粉薬を飲むのに30分はかかる)
  • 嫌いなものが少しでもあると、細かく選別する(見た目がグチャグチャ)

などです。

特に薬は困りました。

飲みやすいよう甘い味にしてもらっているのに、それが受け付けないとか予想していなかったのです。(もう一人の子は粉薬を水無しで飲む豪快な性格だったから余計に)

ご飯は完食できるものが少ないので、食事を作るこちらが気疲れしてしまいます。

環境の変化が多いと負担

別にHSCじゃなくても誰だってそうだよと言われそうですが、HSCの場合は、そうでない場合と比べて精神的負担度が半端ないのです。

おとなしいし、騒ぐわけでもなくその場にじっとしているのに、家に帰るとクタクタになる。

これは一生懸命今いる環境を把握しているためなんだそう。

全方位意識を飛ばしているから、どっと疲れてしまう。

鈍くなろうにもなれないんですね。

勝手に脳が情報をあれこれキャッチする感覚になります。

転校で学校が変わるたび、また一からの人間関係を築いていかなければならない、学校のルールを覚えて順応していくのは相当なストレスだと想像できます。

HSCの転校はある意味賭け

転勤の度に評判のいい学校の情報をリサーチしても、結局本人が「なんか嫌」と思ったらそれは本人にとって合わない学校になります。

わが家は転勤スパンが約2年ごとと短かったので、中学年までにすでに2校は転校しています。

あらためて、HSCのわが子にとって過酷なライフスタイルだなと思います。

とはいえ転勤族である以上、どうすることもできません。

夫と二人でその都度フォローして、せめて家では安心してのびのびできるようにしてあげるくらいで精一杯なのが現状です。

HSCの生活はグレーゾーンを作ると気楽

HSCとの生活って融通がきかない時が多くて、親でもしんどいです。

そんな時は、グレーゾーンを作る感覚でいると気が楽です。

  • マジメすぎるなら頑張らせるのではなく、手の抜きどころを教える
  • 雑音に敏感なら気にするなと声掛けするより、耳栓を試してみる
  • 偏食なら食べられなくても、口に入れて素材のエキスでも味わえたら御の字
  • 完璧主義ならいつも上手くいかないのが普通だしそれでも大丈夫だと教える

など。

子ども同様、やるならとことんやり、手を抜けばとことん抜いてしまう性格の私は、ちょうどいい加減がよくわからないのです。

てらこ
てらこ

この親にしてこの子あり

グレーゾーンを作ることで、許容範囲を広げてみるイメージですね。

まとめ:HSCのわが子はかつての私と気づかされた

HSCのわが子を見ていると、かつての子どものころの私だなと実感します。

  • 偏食(皆が好きなものが自分だけ食べられない)
  • 大きな音に敏感(雷や運動会のピストル音が苦手)
  • チームプレーより個人プレーが好き(集団でやるスポーツより、個人で結果が出せる勉強の方が得意)
  • 一人で没入できる趣味が多い(ゲーム、イラスト、プログラミング、空想好き)

HSCの生きづらさや窮屈感は、年を取ると少しずつ薄れていくのだそう。

許容できたり、経験が増えて対処できるようになったりするからでしょう。

そういえば私も、子どもの頃の鋭い味覚や感覚は和らいできているなと感じています。

きっとわが子の繊細さも年をとれば多少は落ち着くだろうと思っています。

今大事なのは、HSCであることの性質にとらわれすぎず、ありのままのわが子を認めて接してあげること。

そうは分かっているけど、なかなか上手にできないんですよね。

そんなときはヒントをもらうつもりで、またこの本を読み返します。