現在我が家は約56㎡の2LDKに4人暮らしです。
もうせますぎて
みんなリビングで横にならないでくれ~
転勤族のかたは、家族4人が2LDK賃貸にいつまで住めるかという疑問があると思います。
わが家では子どもが小学生くらいが限界だと感じています。
それでもできるだけ家賃をおさえて、学校にも近い場所をと考えたときに2LDKの間取りになりました。
住む地域によっては、一部屋増えるだけで1~2万円は変わってきます。
1年だと12~24万円の差額!これは大きいです。
「家族4人で2LDK賃貸だと住み心地はどんな感じ?」
「家族4人で2LDK賃貸に住むメリットデメリットを知りたい」
そんな方へ実際に家族4人で2LDKに住んでみた感想を紹介します。
歴代賃貸(1LDK~3DK)の限界ポイントを紹介
わが家の歴代賃貸の「ここが限界だわ〜」と思ったポイントを時系列で紹介します。
我が家の転勤スパンはだいたい2年ごと。
その期間で住んだのは1LDK〜3DKまでの幅広い間取りです。
子どもの大まかな年代も合わせて参考にしてみてください。
新婚時代~第一子誕生のころ
2LDK(約59㎡)に住んでいました。
大人2人、幼児1人だったので広さはちょうどよかったです。
このころはもったいない部屋の使い方をしていました。
- ひとつは寝室
- もうひとつは開かずの段ボール部屋
使わない段ボールのために、余分なスペースの家賃を払っていたようなものです。
掃除も当時は正社員で忙しく働いていたので、見えるところだけでテキトー。
散らかってるなと思ったら片づけて、とりあえず要らないものは段ボール部屋に押しこんでいました。
段ボール部屋には、夫が一人暮らししていたときの家電(炊飯器、電子レンジ)などがホコリをかぶった状態。
今となっては子どもが生まれる前にさっさと片づけておくべきでした…。
この時期は限界ポイントは特になし。
子どもが幼稚園児&下の子誕生のころ
2DK(約47㎡)の賃貸に住んでいました。
下の子が生まれて家族4人になりましたが、子どもたちが小さいので不便は感じませんでした。
間取りは
- ひとつはダイニングとスライドドアで隣接した部屋
- もうひとつはドアで仕切られている部屋
なので普段はスライドドアを全開にして実質1LDKとして使っていました。
前のように段ボール部屋は作らないと固く決心、不用品はごっそり廃棄。
このころからきちんと【部屋は部屋として使う】意識を持つように。
住んでいて気づいたのが、間取りの配置の重要性です。
ドアで仕切られた部屋はエアコンがありませんでした。
どうしてもエアコンの風が欲しいときはドアを開けて、一つの大きな空間にすることで備え付けのエアコン+扇風機で何とかなりました。
出入口が一直線になる間取りってエアコン一つでも何とかなるので光熱費がお得です。
ここが限界:西向きなので日当たりに少し難がありました。働いていて普段家にいないとわかりにくいものです。
上の子が小学校低学年&下の子未就学児のころ
新築の賃貸です。間取りは1LDK(約48㎡)でした。
ただリビングが14帖くらいはあったのでせまさは全く感じませんでした。
- リビング
- もうひとつの部屋は寝室
日当たりがすごくよくて冬もエアコンいらず。
1階だったので抱っこ期の下の子を抱えての出入りも楽ちん。当たりの物件でした。
4人掛け用ダイニングテーブルを置いて、冬は小さいこたつを置いても余裕がありました。
子ども部屋が作れないので、リビング学習です。これがむしろやってよかったと思っています。
勉強で分からない点や、進捗状況が把握しやすい&学校の持参物チェックがやりやすかったです。
ここが限界:下の子が教科書やプリントをいたずらして引っ張り出す。
部屋がないので当時はリビングにカラーボックスを置いて管理していました。
カラーボックスは扉も付いていないつくりなので、下の子のやりたい放題です。
こんなことがあったので、次に引っ越すならもうひと部屋欲しいと思ったのです。
上の子小学校中学年&下の子幼稚園児のころ
新しい引っ越し先は何と3DK(約67㎡)賃貸!
今までで一番広い間取りです。
広いだけあって収納力もバツグンでしたが、我が家では持てあまし気味でした。
前々回と同じくダイニングと隣の部屋を一緒にして実質2LDKとして使っています。
- スライドドアで仕切られた部屋×2
- 独立した部屋
前回の失敗をもとに部屋3を上の子用の子ども部屋にしました。
ここが限界:エアコンはダイニングにつけてしまったので、ここは学用品保管にしか使わない部屋になってしまいました。暑い日寒い日は使えません。追加でエアコンを買う余裕なし。以前の段ボール部屋とそう変わらない気がします…。
一方で残りの2部屋とダイニングはスライドドア全開にしておけば、エアコンひとつで全部まかなえる間取りです。
スライドドアいいとこしかなくない?
と思っていたスライドドアにデメリットもありました。
当時同じアパートに住むお友達家族で集まったとき、小さい子がガラッとスライドドアを開けてしまったんです。
よりによって寝室にしていた部屋でした。
乱雑にたたんだ布団がこんにちは。あれは恥ずかしかったです。
スライドドアはカギがかけられません
見られないと過信せず、開けられても大丈夫なように
部屋は片づけましょう
上の子小学校中学年&下の子小学校低学年のころ
再び2LDK(約57㎡)に引っ越しです。
- リビングのすぐ隣が洗面所
- ひとつは上の子の部屋
- もうひとつは寝室
リビング隣が洗面所だと、お風呂上がりの湯気と湿度でリビングが温まってあまり寒さを感じませんでした。
ここが限界:W小学生の学用品が増え、収納に困っていました。増やしては捨てをくり返していた時期。また、この時期くらいから4人で一緒に寝るのはきつく感じるように。
リビングと隣接する部屋がスライドドアなのはやはり使い勝手が良かったです。
なのでその次の引っ越し先も同じような間取りの部屋を借りています。
現在
現在の居住地に引っ越しになり、再び2LDKの間取りに住んでいます。
- ひとつは寝室
- もうひとつは上の子の部屋
小学校高学年から上の子は自分の部屋で寝るようになりました。
ここが限界:寝室が6帖くらいだと大人2人、子ども1人(小学生中学年)が限度だなと感じます。せまいです。
下の子の子ども部屋をどうしようか問題
頭を悩ませているのが、下の子が自分の部屋を欲しがったときです。
一般的に2LDKで家族4人の場合、ひとつは子ども部屋にしてもうひとつは寝室にすることが多いと思います。
わが家は男女の子どもなので、部屋は分けたほうがいいよなぁとは思います。
実際下の子にも自分の部屋を作るとなった場合、今寝室にしている部屋を子ども部屋にするしかありません。
親はどこで寝ようか…?
もし下の子が自分の部屋を欲しがったら…ダイニングテーブルを撤去して親はそこで寝るしか思いつきません。
それか男女に分かれて寝るのが現実的な解決法になりそうです。
家族4人2LDK賃貸に住んでわかったメリットデメリット
これまでいろんな2LDK賃貸に住んできて気づいたメリットとデメリットがあります。
こうして見ると、デメリットが多めです。ひとつずつ解説します。
メリット①光熱費が安い
部屋数が少ない=エアコン稼働数、明かりの数が少ない。
子どもが未就学児~低学年までは自分の部屋を作らなくてもどうにかなりました。
部屋が少ないので掃除が楽です。
子どもが自分の部屋を持つようになっても、これまでの習慣なのかたいていの時間はリビングで過ごしています。
メリット②寝るだけと割り切ると格安
家主が日中ほとんどいないなら、部屋の広さは賃貸選びの絶対条件から外れます。
子どもが成長して中学生以降は、ほとんど学校で過ごす時間が増えます。
休みの日も部活でいないようなら、家にいるのは夕方以降の時間くらい。
まさに寝に帰る生活。
親もそのころからパートに出やすくなります。
今後転勤について行かないならフルタイム勤務もいけます。
フルタイム勤務なら子どもと同じ、寝るために帰る生活です。
ぶっちゃけ寝れたらOKって感じです。おのずと家賃はリーズナブルに。
デメリット①子ども部屋が確保しにくい
男女のきょうだいの場合気をつかう場面があるので、部屋数が用意できるならそれに越したことはありません。
同じ部屋をある程度の時期まで共有したり、リビングで勉強してもらったりと家族の協力と工夫は必要になります。
部屋をこんな感じのパーテーションで分けることも考えました。
でも子どもたちも大きいし、ただでさえせまい部屋を分けるのは実用的ではないと判断したので、わが家は採用しませんでした。
デメリット②お客さんが来たとき気まずい
子どもの友達が来たときに自分の居場所がありません(泣)
リビングが散らかってたら慌てて片付ける&親は空気になるしかないです。
子どもが中学生になればお友達を連れてくるような機会はまずないので、小学生までの辛抱かなと思います。
デメリット③隔離部屋がない
病気にかかった時困りました。
隔離できないので、自然と家族全員うつし合いになってしまいました。
また、仕事の電話などこみ入った話のときはトイレにこもるか、外で話すしかないです。
こういったときにもうひと部屋あるといいなぁと感じます。
家族4人2LDK賃貸でも住みやすい間取りはコレ!
長年の賃貸暮らしの中で「この間取りは使い勝手よかったな~」と思った条件があります。
少しでも効率よく快適に過ごすための条件なので、わが家ではこれを基準に賃貸探しをしています。
くわしく説明していきます。
リビングが12帖以上
経験的にリビングの広さが12帖以上だと部屋数が少なくてもどうにかなります。
4人がけのダイニングテーブルと、リビングテーブル(冬はこたつになる)が置ける広さなので不便はないです。
ただ加えてソファーは厳しいです。残念。
スライドドアなどで部屋が分割しやすい
完全な壁よりは防音性は劣りますが、必要に応じて部屋を広くさせたり、目隠しできたりと使い勝手がいいです。
ふすまなら取りはらって隣とひと続きの部屋にできます。
取りはらったふすまは、押入れ奥に立てかけておけば収納のじゃまになりません。
子どもが未就学児のときはふすまを取りはらって広く部屋を使い、成長して子ども部屋にしたいなと思ったら、またふすまを取りつけて部屋に戻せばいいです。
独立した部屋が少ない
すべての部屋が壁で完全に独立していると、それぞれにエアコンが必要になります。
そのつどエアコンを買い足し&処分できるなら問題はありません。
不要になったとき「次の転勤で使うかも」と置いておくにはけっこう場所をとったりします。
経験上、エアコンがない部屋はどうしても物置部屋になりやすいです。
部屋を部屋としてちゃんと使いたいなら、エアコンのない部屋をつくらないようにしましょう。
それが難しいならエアコンのついている部屋に隣接するような間取り(スライドドアなど)をおすすめします。
まとめ:家族4人2LDKは小学生までが限界
見事にデメリットのほうが上回ってますね。(当然ですが)
かわいい子どもも成長します。
家族4人2LDKが大丈夫なのも子どもが小学生くらいまでかなと思います。
ちなみにわが家は転勤を伴わない引っ越し(自己都合)の場合、引っ越し費用は夫の会社負担ではなく実費になるので下手に動けません…。
なのであえてせまい2LDKに住み続けるなら、子ども部屋をどうするかがカギになってきます。
お子さんとコミュニケーションをとりながら大変な時期をうまく乗り切っていきましょう。